Aug
30th
Mon
30th
ある日、夜中まで打ち合わせの後必死に台本をまとめ終わるとディレクターと先輩作家に…。
二人 「ご苦労さん。いいよ帰って。大先生に悪いからタクシーチケットも出してあげるから」
嫌味を言われながら、ようやく帰宅…ほっとする間もなく電話が鳴った。さっき別れたばかりのディレクターだ。
D 「悪い!急ぎで直して貰いたいところがあるんだ、直ぐ来てくれ」
切羽詰った声。
源 「コントの落ちが弱かったのか?落ちへの持って行き方が違ったのか?…それともタレントの名前間違ったとか…まさかね…いったい何だろ」
ドギマギしながら、なけなしの数千円でタクシーに飛び乗り局へ。息を切らしてディレクターのデスクへ戻った。
D 「良かった!間に合ったよ!」
源 「はい!どうしたんですか?」
D 「うん、ここ!」
と台本を指差す。何の事だかさっぱり分からない。
源 「え?」
D 「ここだよ、ここホラ!ここが『を』になってるだろ?これを『が』にした方が良いと思うんだ」
源 「はい?」
D 「だから『を』を『が』に変えてよ。俺が、やっても良かったんだけど作家先生の原稿を勝手に直したら悪いだろ?」
何が何だか分からないまま言われた通りに『を』を『が』に書き換えた。
D 「よし!これで印刷に出せる。OK!いいよ帰って。ご苦労さん」
制作の部屋の片隅で、その状況を見てクスクス笑っていたのが先輩作家の玉井冽。
頭の中真っ白になって、怒りをどう表現したらいいのかも分からない。文無しで吉祥寺まで歩いて帰ったのは確かなのだが途中の記憶が一切無い。
こ れって、あきらかにイジメだよね。でも反撃でもしようもんなら即座にクビ!だから俺も民夫も高田も、当時の新人作家たちは、み~んな恨みを原動力に生き残 るしかなかった。そして勝ち残ってしまうと今度は、ホラ!手のひら返しが待っている。しかしよくイジメられたな~エリートのテレビ局マンに…それにしても 何であんなに偉そうだったんだ?あいつら。
二人 「ご苦労さん。いいよ帰って。大先生に悪いからタクシーチケットも出してあげるから」
嫌味を言われながら、ようやく帰宅…ほっとする間もなく電話が鳴った。さっき別れたばかりのディレクターだ。
D 「悪い!急ぎで直して貰いたいところがあるんだ、直ぐ来てくれ」
切羽詰った声。
源 「コントの落ちが弱かったのか?落ちへの持って行き方が違ったのか?…それともタレントの名前間違ったとか…まさかね…いったい何だろ」
ドギマギしながら、なけなしの数千円でタクシーに飛び乗り局へ。息を切らしてディレクターのデスクへ戻った。
D 「良かった!間に合ったよ!」
源 「はい!どうしたんですか?」
D 「うん、ここ!」
と台本を指差す。何の事だかさっぱり分からない。
源 「え?」
D 「ここだよ、ここホラ!ここが『を』になってるだろ?これを『が』にした方が良いと思うんだ」
源 「はい?」
D 「だから『を』を『が』に変えてよ。俺が、やっても良かったんだけど作家先生の原稿を勝手に直したら悪いだろ?」
何が何だか分からないまま言われた通りに『を』を『が』に書き換えた。
D 「よし!これで印刷に出せる。OK!いいよ帰って。ご苦労さん」
制作の部屋の片隅で、その状況を見てクスクス笑っていたのが先輩作家の玉井冽。
頭の中真っ白になって、怒りをどう表現したらいいのかも分からない。文無しで吉祥寺まで歩いて帰ったのは確かなのだが途中の記憶が一切無い。
こ れって、あきらかにイジメだよね。でも反撃でもしようもんなら即座にクビ!だから俺も民夫も高田も、当時の新人作家たちは、み~んな恨みを原動力に生き残 るしかなかった。そして勝ち残ってしまうと今度は、ホラ!手のひら返しが待っている。しかしよくイジメられたな~エリートのテレビ局マンに…それにしても 何であんなに偉そうだったんだ?あいつら。