26th
増井 そうですよね。前は、一度リリースしたものはもうイジれないという前提がありました。それが最近は、ネット上で公開したものは、継続していくらでも改良できるという考えが一般的になりつつある。この変化はすごく大きいと思います。
小飼 「いつでも直せる」というのは、「いつでも直さなきゃいけない」ということの裏返し。プログラマーにとって、諸刃の剣みたいなものなんですけどね。まさに、ネット社会が生んだ呪いですよ。
増井 小飼さんも「呪い」という言葉を使われるんですね(笑)。僕も手離れの悪いプロジェクトのことを「呪われる」と呼んでいます。
小飼 コードを書いて、「動いた、はい完成。これで僕の仕事はおしまい」という風になりにくいのです。
「1日3食、食べなくてはならない」という発想は、理性によるもの。一方で体は欲していない。物理的に必要がない状態なのだから、脳に支配される必要はないと気が付きました。
ヨ:物理的に空腹な状態はどうしたらわかるんですか?
ナ:ぐーっとお腹が鳴ったらですよ(笑) 「1日3食食べなくてもよい。体が欲している時に食べる」という生活に変えてからは、本当にドンドン痩せました。ただある一定のところに達するとそれ以上は痩せません。体が欲している範囲での食生活であれば不健康になることはないのです。
医者という立場から、体と心を分離して考え、1日3食という医療の在り方のおかしさに逆に気づくことができました。
ヨ:それから今に至るまで、1日1食を続けているのですか?
ナ:必ず1食というわけではありません。あくまで3食に縛られない。心がけているのは、体が欲するまでは脳に騙されない食生活です。
ただ人が用意してくれた時などに食べずにいるのは失礼ですので、1日3食のこともあります。先日の海外出張の際は3食用意して下さったので、その3食すべていただきました。